コピー商品が出回ってた2023年
2023年に「”不正ラベル”が貼られた工事用防音シート」いわゆるコピー商品が、複数の国内企業から出回っているということがありました。
コピー商品なので、消防庁が定める防炎性能の安全基準を満たしているか不明な製品になります。
恥ずかしながら、弊社も不正ラベル被害にあってしまいました。
そんな、ほろ苦い経験を赤裸々にお話しします…
不正ラベル被害が発覚するまでの流れ
弊社は、2008年に㈱益喜家を設立し飲食店やリサイクル事業を経て、㈱三栄物産が子会社として設立されました。
元々、建設関連の知人が多かった事もあり、親会社からお付き合いがあった企業様(消防庁の認定企業)の紹介もあり、とある製造会社から防音シートを仕入れ、販売へと進めていました。
商品も無事に弊社に到着し、自社サイトを制作する仮定で色々調べていたところ、
なぜか?何故かわかりませんが…
「防音シートにコピー商品なんてあるのか?」「まさかコピー商品…じゃないよな」と、何とも言えない嫌な感覚が全身に広がり、日本防炎協会に連絡し、仕入れた商品の検査を依頼しました。
すると、嫌な予感が的中してしまったのです。
日本防炎協会に自主的に検査を依頼して発覚
弊社は自ら、検査依頼を(一財)日本防炎協会に依頼し、結果としては、製品基準は満たしていたものの、ラベルが不正なものであったため、当然ながら販売禁止になってしまいました。
会社としては、とても多大な損失です。
日本の企業も騙されていた
不正ラベルが発覚後すぐに相手先の社長に連絡し、事実確認を依頼しました。
当初、商品を仕入れる前に、相手会社の社長ともお会いしており、念には念をいれサンプル品から日本防炎協会にラベル番号の照会確認を取っていましたので、何ら心配していませんでした。
ただ、(守秘義務もあるので詳細は割愛)結果的には製造会社と半分ぐるで不正(防炎協会のルールを遵守していなかった)を働いており、もう半分は日本の企業までもが騙されていて、結果的に今回の不正ラベルの事件になりました。
製造会社の見直しと徹底した管理体制
数か月間、後処理などに追われ、全て終わった時に…
「さあもう辞めるか」「新たに続けるか」
だいぶ悩み考えた結果、自社でやれることは全てやり、製造会社の見直しをかけ、以前の製品よりさらに良い製品を販売する決意しました。
自社で消防庁、日本防炎協会の許認可を取得しています
現在は弊社で消防庁、日本防炎協会の許認可を得て、検査を十分にパスした製品を取り扱っております。製品も以前より良い物を扱えましたので結果的には良かったのかなと感じます。
当時は笑えませんでしたが、いつか笑い話になればおいしいなと思って頑張ってます(笑)!
私たちはお客様に喜んでご利用頂ける製品を提供し、皆様と安心してお付き合いして頂ける関係を築いていける事を心より願っております。
ネットショップでなかなか人と人のつながりが見えませんが、自信をもって販売していますので、私(店長)の写真付きでこちらの記事を書かせて頂きました。めげずに頑張りますので、皆様、今後ともサンエイストアを宜しくお願い致します。何かございましたらどうぞお気軽にご連絡下さい。